19階建てのビル、正確なところはわからないがともかくキリの悪い数だった、もしかしたらホテルかもしれない、そこに立派な肩書の面々が集ってきてその中におれも混ざっている。注意喚起かただの伝達事項か、一階から登りつつ順番に各階のゲストたちに声をかけて回っている。途中の階で「レベル・テレポート!」と叫ぶと周囲の人間とともに、途中の階を飛ばして最上階に着いてしまった。そこで到着に気づいた親分みたいな人が、おれの周囲の人を一人ひとり名前を挙げて紹介していく。その名前の並びの中におれの名前はなかったわけだが。