水野祐『法のデザイン』

法のデザイン

法のデザイン

Kindleで。クリエイティブ・コモンズに関わっている人らしく、視点は信頼できる。『アーキテクチャの生態系』的な話で、法というアーキテクチャによってイノベーションや創造をサポートしていくことができないか、できるはず、という話が前半で、おお具体的にはどうやるんだろー、と期待していたが、後半はインターネット以後のアートやカルチャー、エンターテインメント分野それぞれが現状どうであるのか、法的にどんな問題が予想されるか、という各論で、未来がどう創られるのかというおれの期待していた話は、あまり読めなかったんだよな。アートやネットカルチャーに通じているなこの人は、という感覚はあったものの。