最上階で決着がつくことになっていたので、巨大な駅の終点のようなところを経由し、壁づたいに上がっていくことにした。壁は道筋の書かれた正方形のタイルを並べたようになっていて、その道筋を辿ることでしか進めないのだけど、どこかで誰かが設計(タイルの並べ方)を間違えたらしく、一行の一部がはぐれ、進むたびに下に降りざるをえなくなってしまった。声をかけ合って、あとでまた合流することにした。
半ばで薄暗い部屋にきた。開かれた本が一冊あって、そこから男が飛び出して襲ってきた。仕方がないので一人が背後からその男の心臓をぶち抜いて沈黙させた。悪魔が心臓を取られたくらいで死ぬのか?という疑問はあったが死体に火をかけてようにも火をつける物がなかった。
唐突にこの世の創世が語られた。はじめ、一人の女の子がいた。父親が彼女を迎えにくるのがいつものことながらその子は嫌いだった。ある日も彼女の雲の眠りの世界に父親が顔を出すので、女の子は地面に逃げ込んだ。父親もそれを追う。球状の女の子の世界は父親をつれて宇宙に漂いでたが、すぐに父親は流れだして別の世界になった。女の子はひとりで眠ったまま漂ったが、そのうちに、水の底に沈んでいた悪い奴が目をさました。「ひとりじゃなくてよかったね」というテロップでビデオは終わり。スポンサーは銘菓ひよこであった。