自分、非常に勝負弱いので……。ここでいう勝負弱いとはほんとうにゲームにおける勝負で一歩引いてしまう弱さだ。 ウメハラはよく知らないがこれ見たらいいらしい。たぶん本の冒頭に書いてあったエピソードはこの戦い。すごい。

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この本で重要だと思ったのは:

  • 一日2円でも成長すること。
  • 小さな引っ掛かりも見逃さないこと。
  • 勝って100の喜びを得るのではなく、毎日60の喜びを得つづけること。

こういうことだろう。つまり自分の成長にこそ集中すること。トッププレイヤーでも、はじめから成長志向だったわけではなく証明型だったというのは勉強になる。

そして勝負について:

勝ち続けるためには、勝って天狗にならず、負けてなお卑屈にならないという絶妙な精神状態を保つことで、バランスを崩さず真摯にゲームと向き合い続ける必要がある。 バランスを保つ方法は人それぞれだと思うが、僕は、自分も人間だし相手も人間であるという事実を忘れないようにすることが、バランスを崩さないことだと考えている。つまり、自分にも相手にも特別なことは何もないということだ。 自分が勝てたのは知識、技術の正確さ、経験、練習量といった当たり前の積み重ねがあったからで、得体の知れない自分という存在が相手を圧倒して手にした勝利などでは決してないということ。 ひとりの人間がやるべきことをやり、もうひとりの人間に勝った。ただそれだけの、当たり前のことをやり続けた人間が、今回に限って勝てたということを忘れてはいけない。