2022-09-26 ■ 禅 (ちくま文庫)作者:鈴木 大拙筑摩書房Amazon 日本人が英語で書いた本の日本語訳とはなんぼのもんじゃいと思っていたが西洋世界への解説であるのでいまの日本人が読む分にはよさそう。問題と私、という二元論で考えている限り問題はなくならないのであって、自身が問いそのものと同一化することでもって取り組むべし、というような話らしい。そういうことで議論を混ぜっ返すような禅問答というのがあるのだろう。そもそも議論をすべきですらないということ。俺もいざとなれば禅があるのでいまは煩悩にかまけていることができるという気持ちはある。